<体脂肪率>
体脂肪率とは?
体脂肪率とは、体重の中に占める体脂肪の率をあらわしたものです。測定方法には、専用の水槽で比重を求めて測る水中体重法、キャリパーという機器で上腕背部、肩甲骨下部、腹部の皮下脂肪厚を測定し推定する方法、電気抵抗から推定するインビーダンス法、CTスキャンの結果から推定する方法等があります。水中体重法は別(大規模な装置と時間が必要)にして、他の測定方法はそれぞれのメリットはあるものの現在のところあまり正確とはいえない面もあります。異なった測定方法間での比較よりも、同一測定方法間での推移を見ることのほうが大切といえます。
からだの健康部では、手軽に測定できる両脚間に電気を通して推定するインビーダンス法と両腕間に電気を通して推定するインビーダンス法を実施しています。インビーダンス法は、脂肪はほとんど電気を通さないのに対して、筋肉に含まれる水分は電気を通す性質を利用して、その電気抵抗から全身の体脂肪率を推定しています。そのため体内の水分量の増減や皮膚温の影響を強く受け、朝起きた直後や食事直後の測定は不向きです。
体脂肪率基準値
| 表 体脂肪率による判定基準の目安 |
| |
適正 |
軽度の肥満 |
肥満 |
極度の肥満 |
| 男 性 |
14〜23% |
25〜30% |
30〜35% |
35以上 |
| 女 性 |
17〜27% |
30〜35% |
35〜40% |
40以上 |
| (東京慈恵医科大学の臨床データによる) |
体重が重いから肥満?
肥満は体重に占める脂肪の割合で判断することが大切です。やせてみえる方でも体脂肪率の高い人は肥満で、太って見える方でも体脂肪率の低い人は、筋肉質で肥満ではありません。
ダイエットは体重を減らすことではない!
体重を減らすだけでは正しいダイエットとはいえません。一般的にいわれてきた肥満判定は、単に身長と体重のバランスだけで判断していました。たとえ体重を減らしても、筋肉量を減らしてしまっては見た目にはやせていても、体内の脂肪量には変化はなく、健康を害してしまいます。特に近年は加齢に伴う筋肉量の低下が原因による転倒などの健康状態の悪化が問題視されています。